1章 トラブル肌に99.5%の実績を誇るマグネテラピー
今まで何をやっても効果がなかった方もあきらめないで
マグネテラピーの驚くべき効果
マグネテラピーはイタリアで開発されましたが、私がそれを知ったのは、1984年にフランスで開かれたある会議に出席したときでした。
その会議は、8千人ほどのエステティシャンが世界四八カ国から集まる、エステティシャンの国際会議で、それまでニースやモナコ、パリのベルサイユ宮殿近くの国際会議場などで開催されていました。私はその会議に日本代表として出席していたのです。そこでの説明によれば、マグネテラピーで赤ら顔、キズ痕とかヤケド痕がきれいになるということでした。
ふつう医学的にはヤケド痕には皮膚移植をしますが、ケロイドの場合はそれもできない。そのほか、美容整形では肌われ(肉切れ、妊娠線)などはいっさい手をつけないといわれています。
ところがマグネテラピーは、そういったお肌のトラブルをいっさいメスを使わずきれいにしてしまうというのです。興味を持ったわたしは、すぐイタリアへ行きました。もちろんマグネテラピーを発明した科学者のフランコ・ドナデリー博士に会うためです。
博士はとても誠実な方で、データをたくさん見せてくれました。博士は1974年から研究を始め、形成外科医のタイデリー・パルミ博士とプロジェクトを組み、1978年ブラッセルにおける第3回国際美容医学大会で発表し、センセーショナルを起こしたのです。
博士にいろいろ質問したり、説明を聞き「これは本物だぞ」と感じたのですが、私は実際に自分でも試してみないと気がすまないたちなので、さっそく機械を一式買ってテストしたのです。
ここで、私の「持病」ともいえるアトピー性皮膚炎が登場します。
その当時は中年とはいえ、私にはまだシミとかシワがなく、どうやってこの機械を試してみようかと考えていたとき、アトピー性皮膚炎のことが頭に浮かんだのです。
「そうだ、アトピーにどのくらい効果があるのかやってみよう」
アトピー性皮膚炎というのは現在でも決定的な治療方法がないといわれていますから、これに改善が見られれば本物に違いありません。
サロンのスタッフがこれに協力してくれました。週に2回ほど営業時間が終わってから、スタッフが私の足に、機械をセットしてくれました。タイマーを20分かけて彼女らは帰ってしまい、私はタイマーが鳴るまでひと眠り。時間がくると化粧液を塗る。これを四カ月くらい続けたら、すっかりよくなってしまったのです。
長年の持病がこんなにも簡単にきれいになってしまい、私はうれしさのあまり知り合いのアレルギー予防研究所の前田博士に報告したのでした。
前田博士は、「自分は、毎日患者を診ているが、アトピー性皮膚炎の治療法というのはまだ世界のどこの国でも確立されていない。それはすごい」と評価してくれ、「実は自分の知り合いの女性がケロイドのため、水着を着られないで困っているから、その人をなんとか助けてあげてくれないか」と頼まれたのでした。
専門家の先生から逆に相談されるなんて妙な感じもしましたが、紹介されました。その女性はジャズ歌手でした。話を聞いてみると、いままでどこの病院に行ってもダメで、「自分はもう一生水着を着て歩けないとあきらめている」という。彼女の夢は、マイアミ・ビーチを水着で歩くことでした。
さっそくマグネテラピーを試したところ、完全ではないものの、すごくきれいになったのです。よほど注意してみないかぎりわからないほどでした。本人は大喜びで、マイアミへ飛んでいきました。
それ以来、彼女はステージ衣装も自由に選べるようになり、すっかり自信がついて精神的にもかなりいい効果があったといいます。彼女は、マグネテラピーの効果をみなさんに知ってもらうためだと、テレビや週刊誌の取材にも協力してくれました。
また、私がテレビに出演したとき「アトピー性皮膚炎がよくなりました」といったところ、全国から「治してくれ」という電話が殺到したことがありました。しかし、アトピーに関しては、治すということは「医療行為」になりますので、お断りするのが大変でした。
一方、キズ痕やヤケド痕などの美容上の悩みでいらっしゃる場合は問題ありません。なぜなら、使う機械は美容機械ですし、使用する美容液も化粧品として許可されたものですから、これらを使って行なうのは純然たる美容行為なのです。
しかも、行なった結果はかなりよいものでした。たとえば、美容整形で失敗したところもきれいになったりする。このことに関して一般の皮膚科のお医者さんは「そんなことは考えられない」とおっしゃいます。
「ヤケドのケロイドがきれいになるはずがないし、妊娠線にしたって真皮の繊維がズタズタに切れてしまった状態だから、一度切れたものはもとに戻りっこない」と。
たしかに現在の医学ではできないということになっています。それがきれいになるはずはない、眉唾ものだろうといって信じようとしないお医者さんがほとんどです。
しかし、同じお医者さんでも、私がマグネテラピーを導入する以前からお世話になっている日本の医療界のトップで活躍されている何人かの先生方は、マグネテラピーをきちんと評価してくださっています。