3章 なぜマグネテラピーでこんなにきれいになれるのか
磁気は自然治癒力を活性化する
美容液と美容機器による自然回復力を高める
磁石は南極(S極)から北極(N極)へ向かって磁力線が出ています。この磁場は磁力線の強さも方向も、時間の経過とともに変化しないので、定常磁場といいます。
これに対して磁力線の強さや方向が、時間の経過とともに変化する磁場を変動磁場といいます。マグネテラピーは交流電流を使用して変動磁場を発生させるものなのです。
周波数は1500~4500ヘルツを使用しています。1500ヘルツとはどういうものかといいますと、一秒間に1500回、プラスとマイナスが入れかわる。つまり磁力線も1秒間に1500回、その強さと方向が変わるということです。
これを機器が1500~4500ヘルツまで自動的に繰り返しているわけです。
ではなぜ1500~4500ヘルツを使用するのでしょうか。
イオン化した化粧水を皮膚に吸収させるイオン導入法(イオントフォレーゼ)という美容法では、だいたい2000~3000ヘルツを使用しています。しかし、マグネテラピーでは化粧水を皮膚にはいっさい吸収させないのです。
20分のトリートメントが終了して塗布する美容液も角質層までしか到達しません。吸収ではなく浸透するだけです。また、痩身などで使用する周波数は60?333ヘルツくらいですが、これは筋肉の層が厚いので深くまで到達しないと筋肉が動かないため、低い周波数を使用しています。
顔や体の真皮に作用させる場合は表面だけに電気が流れればよいことになり、1500~4500ヘルツの周波数を使用するわけです。マグネテラピーの機器は途中で周波数を変化させていくのですが、これは「エネルギー変換の理論」をもとにしています。
このようにして皮膚の自然回復力を利用しながら、電子工学的に肌を内部から活性化させるのです。
実際にキズができ、これをもとのきれいな肌にするためには、ある種のエネルギーが必要になります。電気を与えただけでもエネルギーを与えていることになるのですが、肌が再生するのに必要なエネルギーは、皮膚の中にあるのと同じでなくてはならないことがわかったのです。
そこで、皮膚にアミノ酸などが含有された美容液を塗布し、皮膚の内部と同じ状態にしておくことによって、機器で細胞組織を刺激して増殖させ、キズ痕をもとのようにしてくれるのです。これがマグネテラピーの原理です。この原理は、トカゲの尻尾が切られても、新しい尻尾が再生することによく似ています。