3章 なぜマグネテラピーでこんなにきれいになれるのか
真皮が活性化するからきれいな肌になれる
痛みもなく、体のどこにでも使える
マグネテラピーのやり方は簡単です。
顔の場合ですと、美容液をガーゼに含ませて顔にのせ、その上にネル地のマスクをのせます。そして4×5センチの極板を何組か差し込み、肌にピッタリと密着させます。スイッチを入れると極板から微弱な電流が発生します。
この磁力線は真皮まで(真皮以下にはとどきません)到達します。この磁界によって生体電流が早く流れ、真皮の組織に振動運動(電子スピン運動)がおこり、その摩擦によって真皮細胞の温度が上昇します。
そうすると血液の循環がよくなり、新陳代謝が盛んになるというわけです。つまり、自然回復力が急激に高まるのです。
これを肌われのケースで説明してみましょう。
表皮の下、つまり真皮ではどういう状態になっているかといいますと、まずコラーゲンはバラバラ、繊維は太くなっている、弾力性を保つものが非常に少ないか、まったくない状態……になっています。
これをマグネテラピーをして、もとのきれいな肌になってから、顕微鏡で再検査してみますと、
- コラーゲンのファイバーがバラバラだったものが平行にそろっている。
- 弾力ファイバーも均一になっている。
- 新陳代謝が正常に行なわれるようになっている。
という結果が出ているのです。
何の副作用もありません。痛みもまったくありません。ですから、体のどこにでも当てることができ、箇所を選ばないメリットがあります。メスを使って痛い思いをする美容整形に比べて、はるかに楽で安心であることも長所です。
肌に関しては「年齢的にもうダメ」と思い込む方がいますが、これまでの実績からいうと、かなりご高齢の方でも肌はきれいになります。マグネテラピーは年齢に関係なくやれる方法なのです。
1回20分、極板を当てるだけ
左の写真をみてください。これは顔にマグネテラピーを行なっているところです。
差し込まれているのは微弱電流を流す極板です。効果を上げるコツは、キズ痕やトラブルのある肌のところにぴったり密着させること。とにかく、この電極がぴったりついていないと効果は上がりません。
呼吸のために鼻のところは開けてあるので、息苦しいことはまったくありません。
20分間このようにぴたっとガーゼを当てていると、「シワがのびる」といって喜ぶ方もいらっしゃいますが、目的はあくまでもキズ痕などの肌トラブルの解消です。
電極はプラスとマイナスを数セット使うのがふつうです。電極の先は平べったい極板になっていて、キズ等の面積によってサイズがちがってきます。所要時間は1回20分。どうして30分、40分やってはいけないのか。
マグネテラピーは20分以上やっても、効果に変わりがない、という結果がはっきり出ているからです。基本的には週2回ですが、ヨーロッパでは週に3回やっているケースもみられます。