3章 なぜマグネテラピーでこんなにきれいになれるのか
真皮が活性化するからきれいな肌になれる
磁気化した美容液の大切さ
「マグネテラピー」の名前を使って営業しているサロンはありませんが、同じようなことをやっているエステティック・サロンはいくつかあります。
しかし、機械はコピーできても、美容液をつくれないため、効果がまったく現れず、結局つぶれてしまったサロンが少なくありません。
なぜ体に効果を与えるのかを考えてみると、血流が大きく関係していることに行きつきます。これは鍼灸や指圧、マッサージ、どれをとってみてもやり方は違うにせよ、目的は鬱血している部分の血液を散らし、流れをよくすることに集約されます。血液は磁性体なので磁界により大きく作用を受けるのです。
すでに述べましたが、血流は一種の電気の流れといってもかまいません。電気が流れれば、そこに磁界が発生します。
マグネテラピーではこうしたことをすべて考慮して、美容液と機器が発生させる微弱電流によって磁界をつくっていきます。そうすることにより血流とうまく調和して、細胞の働きを促すのです。
以上の説明で、わたしたちの体に与える磁力の大きさがおわかりいただけたと思います。
真皮が損傷している場合は、本来の働きである新しい皮膚をつくる新陳代謝ができない状態にあります。そのため新しい細胞が生まれず、肌に残った痕が消えないままになっているのです。
言い換えれば、肌トラブルで痕が残るキズ、ヤケド、肌われ、ニキビの痕などは、いずれも真皮の機能が損なわれた結果です。マグネテラピーは皮膚の真皮に働きかけることにより、新陳代謝を促してくれるのです。
赤ら顔やシミにも効果を発揮
シミの元凶であるメラニン色素は、表皮の基底層にあり、過度に日焼けをしたり物理的な刺激を受けたりすると、真皮に染み込んで沈着し、長い間放置しておくと取れなくなってしまいます。
マグネテラピーはこういった真皮も促され、代謝を高めることができます。ただ、シミには肝硬変、肝炎などの病気が原因のものもあります。そういう場合は原因を元から断つ意味で専門の医師に委ねなければなりません。
また、真皮にトラブルがある場合以外で、マグネテラピーが大活躍するものに、赤ら顔があります。赤ら顔の原因は、毛細血管の収縮が弱いためだと考えられ、頬の皮膚は特に薄いので、毛細血管が拡張したままだと赤く見えてしまうのです。
でも、マグネテラピーにより真皮の活動を活発にさせれば、毛細血管も刺激され、正常に収縮もしやすくなります。