脂漏性皮膚炎の症状・原因・ケア
脂漏性皮膚炎の症状

主な脂漏性皮膚炎の症状としては、
- 皮膚の表面が部分的に脂っぽくなり、その部分以外は皮膚がかさついて、皮膚がはがれて赤みを帯びたりします。
- 乾燥して皮が剥けた部分が、頭皮のフケの様に見えます。
- 皮脂の影響を受けない目の周囲を除き、顔全体の肌が赤みを帯びて赤ら顔になってしまいます。
- 症状が悪化すると、強い炎症が起きたり、火照り易くなり、赤ら顔状態になってしまいます。
- 頭に症状が出た場合は、皮膚がはがれてフケ症と間違える場合があります。
などですが、脂漏性湿疹と呼ばれることもあり、乳児や高齢者に症状が出る場合が多く、このうち乳児に発症するものを乳児脂漏性湿疹と言うこともあります。
乳児脂漏性湿疹は、額からから頭部に強い発疹が出易いですが、乳児期を過ぎると自然に治ることが多いです。高齢者の脂漏性湿疹は、鼻翼部/口のまわり/眉毛部に発疹が出来易く、冬場は肌が乾燥して症状が悪化しやすいのが特徴です。
脂漏性皮膚炎の原因
脂漏性皮膚炎の原因は、乳児と成人では異なります。
乳児の場合は、乳児期には皮脂の分泌が盛んなのに対して毛穴が未発達なため、分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすいので、症状が出易くなります。
成人の場合は、原因をいくつか挙げられますが、皮脂中に含まれる中性脂肪が、真菌(主に癜風菌「マラセチア」というカビ)によって分解されて遊離脂肪酸が生じ、それが皮膚を刺激して炎症を起こすのが一番の原因と言われています。
マラセチアは皮膚の皮脂腺から毛穴に存在する真菌です。皮脂や汗の多い環境を好みますので、皮脂の過剰分泌などで異常に増殖すると、その代謝物が原因となり脂漏性皮膚炎を引き起します。
脂漏性皮膚炎の症状が出た場合、外用抗真菌薬を塗布して改善することも多いですが、数か月で再発することも多いですので、食生活や生活習慣を見直して改善することも必要です。原因については多岐にわたることもあり、解明されていない部分も多いです。外見的に清潔感を欠くことや、洗顔や洗髪のすすぎ不足や洗い過ぎ、ストレスや生活習慣の乱れ、ビタミンB2やB6の欠乏も原因として考えられています。マッサージも肌をこすることになり、強い指圧で肌に負担をかける場合もありますので注意が必要です。
脂漏性皮膚炎のケア
外用抗真菌薬を使うのが良いとされていますが、石鹸やシャンプーを使って良く洗って清潔にすることも大事です。それでも症状が改善されない場合は、外用ステロイドを併用する場合もあります。また、脂漏性皮膚炎は慢性化し易いですので、薬による治療と並行して食生活や生活習慣の改善も必要です。
- 適切な石鹸とシャンプーで洗顔・洗髪を行い、すすぎは十分に行なって皮膚の清潔さを保つ。
- バランスの良い食生活とビタミンB2やB6の摂取を心掛ける。
- 規則正しい生活と十分な睡眠。
- 過労や疲れ過ぎに注意し、ストレスを溜めない。
- 紫外線を避ける。(紫外線の影響で過剰に分泌された皮脂が、肌に刺激を与える過酸化脂質に変化してしまいます。)
脂漏性皮膚炎の肌と正常な肌では皮脂の硬さや質が異なります。脂漏性皮膚炎の皮脂は硬くて毛穴から出にくいため、毛穴に詰まり易く、毛穴に詰まった皮脂が次第に腐敗して、毛穴の周りに炎症を起こして赤くなり、赤ら顔の原因になってしまいます。
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